トヨタ、次世代都市「ウーブン・シティ」公開 社員や住民で実証実験
トヨタ自動車は22日、実証実験を行う次世代都市「ウーブン・シティ」(静岡県裾野市)の第1期工事が完了したのを受け、内部の様子を報道陣に初めて公開した。
ウーブン・シティ全体の敷地面積は約70万平方メートル。トヨタの子会社「ウーブン・バイ・トヨタ」が主な開発を担っている。
第1期エリア(約5万平方メートル)には、約10の居住用建物や研究施設がある。
そのうち22日に公開されたのは、実証実験施設「カケザンインベンションハブ」や研究者と住民らの集いの場所である「コートヤード」(中庭)など。
カケザンインベンションハブは、研究者らがこの場で新サービスを提供。居住者らがそれを試し、感想などを伝える場にする。コートヤードには電源コンセントや通信ネットワークに接続可能な約10本のポールがあり、さまざまな研究や実験をすることができる。
第1期エリアのすべての建物とつながっている地下道もあり、歩行者が行き来できるほか、自動で郵便物や荷物を運ぶロボットの運用を想定している。
今秋からトヨタ社員など約100人が実際に居住し、外部の協力会社などと連携しながら、自動運転技術など新たな技術やサービスの実証実験を行う。最終的に2000人規模が居住する見込み。
豊田章男会長の長男で、ウーブン・バイ・トヨタの豊田大輔上級副社長は「ウーブンは居住者にさまざまなサービスや商品を評価してもらう街にする。建設的なフィードバックができるような風土が作れれば」と意気込みを語った。【秋丸生帆】
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