２０２６年アジア・アジアパラ競技大会（愛知・名古屋大会）の公式アンバサダーに、男性アイドルグループ「ＩＮＩ」、俳優の武井咲（えみ）さん（３１）＝名古屋市出身、松平健さん（７１）＝愛知県豊橋市出身、タレントの大久保佳代子さん（５３）＝同県田原市出身＝が就任し、２６日に愛知県公館（名古屋市中区）で委嘱式が行われた。

　ＩＮＩはリーダーを務める木村柾哉さん（２７）が名古屋市出身で、アンバサダーはいずれも愛知県内出身の著名人。

　この日の委嘱式には木村さん、大久保さん、松平さんが出席。大会組織委員会の大村秀章会長（愛知県知事）から委嘱状を受け取った。木村さんは「選手の熱い思いを世界中の皆さんに伝えたい」、大久保さんは「愛知の魅力をアピールし、来てくれる人が楽しんでほしい」、松平さんは「大会を盛り上げ、成功に導けるよう頑張りたい」とそれぞれ意気込みを語った。武井さんは「より多くの人に大会を知ってもらえるように発信していきたい」とビデオメッセージを寄せた。

　大村会長は「平和とスポーツの祭典をいろいろな場面で盛り上げてほしい」、広沢一郎会長代行（名古屋市長）は「スポーツに触れるきっかけをつくり、楽しさを発信してほしい」と活躍に期待を寄せた。

　アンバサダーは１年前のイベントや開会式など公式行事への出演、ＳＮＳ（ネット交流サービス）での情報発信を通じて大会をＰＲし、機運を盛り上げる。【真貝恒平】