自公「年収の壁」160万円案を28日にも提出 国民民主は賛同せず

2025/02/26 17:09 

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 自民、公明両党は26日、所得税がかかり始める「年収103万円の壁」について、従来の政府案で123万円としていた課税水準を160万円に引き上げる修正案を開会中の通常国会に提出する方針を固めた。

 自公の税制調査会(税調)幹部は同日、国民民主党との協議に臨んだが、修正案への賛同は得られなかった。3党は2025年度予算案の修正に関する協議を、事実上打ち切った。国民民主は予算案への賛成は難しいとしている。

 与党による税制改正の修正案は28日にも提出する。「年収の壁」を160万円に引き上げたうえで、年収850万円を上限に、控除を4段階で上乗せする。1人あたり年2万円前後の減税になる。国民民主は年収制限の撤廃を主張していた。【杉山雄飛、森口沙織、野間口陽】

毎日新聞

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