社会人野球「マルハン」仙台市で発足 監督は元ヤクルト投手

2025/04/24 23:25 

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 仙台市を本拠地とする社会人野球の「マルハン北日本カンパニー硬式野球部」が24日、同市内で発足記者会見を開いた。プロ野球・東京ヤクルトスワローズで投手として活躍した館山昌平監督は「社会人の先輩チームとはまだまだ力の差があるが、必ず埋められる」と意気込みを語った。

 「得るよりも多くを与え続ける」という理念の下、「ギバーズ」というチーム名が付けられた。お披露目されたユニホームは白地に赤いストライプが入り、キャップもアンダーシャツも赤。本拠地球場は定めないが、9月中旬までに宮城県名取市内に最新の機材をそろえた室内練習場を建設する。

 1期生は23人で、うち21人が22歳。大学4年時に主力として活躍した選手は少ないというが、内野手の安保(あんぼ)勇咲主将(22)は「これまでの悔しさを発揮して、一球に思いを懸けられるチームになる」と胸を張り、館山監督も「社会人のステージで活躍できる選手たちかと聞かれれば、イエスと答える」と太鼓判を押した。

 チームは5月のJABA選抜新潟大会に出場し、都市対抗野球1次予選宮城大会に挑む。「3年で全国ベスト4。5年で都市対抗と日本選手権で優勝」を目標に掲げており、安保主将は「若さを生かして旋風を巻き起こし、感動と勇気を与えるチームになる」と活躍を誓った。【竹田直人】

毎日新聞

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