フィギュア・千葉百音、勝負の五輪シーズンへ 「強い気持ちで」

2025/06/18 17:28 

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 フィギュアスケート女子で3月の世界選手権銅メダルの千葉百音選手(木下アカデミー)が18日、京都府宇治市で練習を公開し、新シーズンの演目を発表した。ショートプログラム(SP)はアイスダンスのギヨーム・シゼロン選手(フランス)が振り付けた童謡「さくらさくら」のアレンジ。フリーは世界的振付師のローリー・ニコルさんが手がけた「ロミオとジュリエット」で、2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックシーズンへと挑んでいく。

 千葉選手は新SPについて「日本舞踊の美みたいなところもありながら、独創的な動きもある。独特なプログラムの世界観をしっかり表現できたら」と意気込んだ。新フリーについては「一番自分が感情表現できそうで、音楽が滑りに合っていると思う。自分の良さが出せるような曲を選んでいただけた」と語った。

 24~25年シーズンはグランプリ(GP)ファイナルで2位、世界選手権3位と躍進し、ミラノ五輪代表有力候補に躍り出た千葉選手。勝負の五輪シーズンに向けて「(コーチの)浜田(美栄)先生から五輪にはうまい人が選ばれるのはもちろんだけど、強い人が選ばれると言われた。強い気持ちで突き進んでいくしかないという所存です」と力を込めた。練習では連続ジャンプを中心に軽快な動きで、変わらぬ高い安定感を見せていた。【倉沢仁志】

毎日新聞

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