オリックスが選手層の厚さ示す3発 12球団トップのチーム打率体現

2025/07/04 21:08 

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 ◇○オリックス8―6ロッテ●(4日・ほっともっと)

 夏場に入り故障者が続出している首位のオリックスだが、それをカバーする選手もまた多い。12球団トップのチーム打率を誇る強力打線が一回に3本塁打で破壊力を見せた。

 1死から宗佑磨が初球の真っすぐを引っ張った打球は右翼席中段へ飛び込む3号ソロに。開幕から不振を極めていたが、三塁の定位置を争う広岡大志の肋骨(ろっこつ)骨折で、6月13日に再昇格。「自分にとって大事なところ。攻めの気持ちで打席に立っている」と話す宗は雄たけびを上げながらダイヤモンドを一周した。

 さらに4番の杉本裕太郎が「宗がくれた勢いそのままに」左越えへ2ランを放つと、6番の西野真弘も「2人が美しいホームランを見せてくれたので、とにかくつなごう」と右越え2ランで続いた。腰の不調で欠場が続く太田椋に代わって出場機会をつかんだ西野は2試合ぶりの3号で存在感を示した。

 前カードの西武戦では、リーグ最多安打の西川龍馬が左足を痛めたが、代役を務めた22歳の来田涼斗の2試合連続本塁打で連勝した。日替わりで現れるヒーローに岸田護監督は「毎日しんどい中でも全員が準備してくれている結果」とたたえた。強力打線は止まる気配がない。【皆川真仁】

毎日新聞

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