高橋大輔さんと増田貴久さん主演 氷上で「正義と悪」を問う物語表現

2025/07/05 16:56 

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 フィギュアスケートのアイスショー「氷艶 hyoen 2025 ―鏡紋の夜叉―」が5日、横浜アリーナで開幕した。スケーターや俳優らが共演し、桃太郎の元と言われる「温羅(うら)伝説」をベースにした「正義と悪」を問う物語を氷上で表現した。

 男子で2010年バンクーバー冬季オリンピックの銅メダルを獲得し、アイスダンスでも活躍したプロスケーターの高橋大輔さんと、人気アイドルグループ「NEWS」の増田貴久さんがダブル主演。06年トリノ五輪の女子で金メダルに輝いた荒川静香さんや、現役の競技選手である島田高志郎選手(木下グループ)らも登場した。

 吉備の里の民と、武力で全国統一を目指す朝廷による争いを通じて、「正義と悪」を問う物語。里の王を担う温羅役を高橋さん、朝廷の殺りく兵器として育てられた吉備津彦役を増田さんが演じ、2人を軸に戦いの中で変化する人々の心を描いた。

 高橋さんは軽快な滑りだけでなく、歌唱も披露。ワイヤアクションを駆使した大迫力の戦闘シーンで観客を沸かせた。ロックミュージシャンのSUGIZOさんによる演奏もあり、リンクに花を添えた。

 公演は7日まで計5回行われる。【森野俊】

毎日新聞

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