西部ガス初の生え抜き監督「間違っていなかった」 都市対抗野球
第96回都市対抗野球大会は第6日の2日、東京ドームで1回戦があり、福岡市・西部ガスが日立市・日立製作所に4―0で勝利して、8強入りした第91回大会(2020年)以来の本大会白星を飾った。
福岡市は、5日の2回戦で春日井市・王子と対戦する。
福岡市・松薗史敏監督の試合後の主な談話は次の通り。
◇福岡市・松薗史敏監督
先攻で一回に先制点を取れたのがすごく大きかった。井手(隼斗)が(犠飛を)よく打ってくれた。その後もベテランと若手の勢いがかみ合い、非常に良い攻撃ができた。
相手は伝統あるチームだが、若い選手が多く、勢い付かせると怖い。前半をしのぎ、いかに先手を取れるかだった。思っていた通りの展開になった。
<入社10年目の先発・村田健投手が7回無失点>
前半勝負だと思い、落ち着いて守備から入ろうと先発をベテランの村田にした。(九州2次)予選では苦しんだが、この試合に合わせて調整してくれた。自信を持ってマウンドに送った。
村田は変化球の制球が良く、真っすぐも強かった。相手の打者が村田の「かわすピッチング」にはまってくれれば、という思いだった。よく抑えてくれた。
<監督は35歳で、チーム初の「生え抜き監督」。2012年の創部当初から選手として在籍し、昨年から監督。1年目は本大会出場を逃し、これが監督として初白星となった>
監督2年目で、まだまだ若い。今やっていることがチームにとって正解なのか、分からない状態でやってきた。昨年は予選で敗れ、「何か変えないといけないのかな?」という思いもあった。
でも、選手と距離が近く、いろんな新しいことができる。やり方を変えずに、昨年と同様のことをして、今日勝てた。間違っていなかったと感じた。
変えていないのは、まずは、失敗を恐れずにやろうということ。失敗しても「次」という気持ちを選手に伝えてきた。
当たり前のことを、当たり前にやり続ることも大事にしてきた。全力疾走、元気、取れるアウトを取る。基本的なところを徹底してきた。
創部1年目からずっと見させてもらっている。これまでの歴史を全て把握している人間として、創部の思いもつないでいかないといけない。
野球部をどういう思いで立ち上げたのかも全て分かっている。そういったところも踏まえ、見ている皆さんにワクワクしてもらえる試合をしたい。
スタンドと戦っている選手たちが一つになることが、試合で勝つ要因になる。それが、野球部を応援してもらえる要因にもなる。
仕事と野球の両立への思いを大事にしながら、これからも皆さんを盛り上げていけるような存在でありたい。
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