「一人でも多くの人に」 アメフトの魅力、知恵しぼり産学共同で発信
関西学生リーグに所属する大学アメリカンフットボール部が、アメフトの魅力発信に「産学共同」で取り組んでいる。日本では、野球やサッカーに比べてあまりなじみがないアメフト。「ラグビーとどう違うの?」と言われることもしばしばあるという。メジャースポーツにするべく、学生が知恵をしぼっている。
8日午後7時ごろ。観光客らでにぎわう京都市中京区の「河原町OPA(オーパ)」前は、熱気に満ちあふれていた。屈強なアメフト部の学生たちと希望者が対戦するアームレスリングイベントが開かれていた。誰でも無料で参加でき、勝てばOPAのクレーンゲームの無料券がプレゼントされる。
大柄な外国人観光客が勝負を挑むと、学生側は、前年甲子園ボウル優勝の立命館大アメフト部のOL(オフェンスライン)・坂井星河さん(4年)が受けて立った。白熱した戦いの末に坂井さんが勝利。通行人らから拍手と歓声がわき起こった。
関西学生リーグのアメフト部が実施する、PRイベント「アメフトハドルフェスタ」の一幕だ。20日にイオンモール北大路(京都市北区)で開催されるリーグ戦のパブリックビューイングを告知するために実施された。20日に試合がある京大、同志社大、立命館大、関大の同部の主務、学生委員らが企画した。
こうしたイオンモールやその子会社の河原町OPAとの「産学共同」の普及・発展の取り組みは昨年に始めた。同志社大アメフト部OGの山木都さん(33)が河原町OPAで営業マネジャーとして働いていることで企画が実現。イオンモール側としても、メインターゲットのファミリー層ではない、大学生の来店促進などの狙いがあるという。
この日は、イオンモール北大路でもタックル体験やアメフトのボールを使った「ストラックアウト」などが行われた。普段はアメフトと関わりのない小さな子どもたちや女子高生らが参加。現役部員からアドバイスを受けながらボールを投げたりした。また、学生たちがデザインした各部のロゴ入りのクリアファイルやチームごとのトレーディングカードなどが参加者に贈られた。
運営の中心となった京大アメフト部主務の勝亦穂香さん(4年)は「このために、企画書を作り、山木さんたちと何度も打ち合わせをした。新たな客層を呼び込みたい」と強調する。
参加した選手たちも期待を込める。立命館大の坂井さんは「京都の地域の方と関わるのは初めてで新鮮な気持ち。一人でも多くの人にアメフトファンになってもらえたら」。関大アメフト部のWR(ワイドレシーバー)・辻翔誠さん(4年)は「地元の友達にたまに『ラグビーやってるんやんな』と間違えられることもある。もっと認知されるスポーツにしたい」と意気込んでいた。
20日のイオンモール北大路のパブリックビューイングは午後3時からで、観戦無料。関大―同志社大、京大―立命館大の2試合を放映する。【大東祐紀】
-
東京世界陸上開幕 30分前倒しで男女35キロ競歩がスタート
東京で34年ぶりの開催となる陸上の世界選手権が13日、開幕した。最初の種目となる男女35キロ競歩は、午前7時半に主会場の国立競技場をスタートした。 35キロ…スポーツ 1時間前 毎日新聞
-
朝乃山「新しい相撲人生が始まる」 史上初の復活劇 大相撲秋場所
両膝には古傷を抱え、「もう若くない」と自覚している。それでも不屈の精神で再びはい上がってきた。 14日に初日を迎える大相撲秋場所(東京・両国国技館)で大関経…スポーツ 2時間前 毎日新聞
-
タイブレーク4失点から決勝へ「気持ちで勝った」 野球U18W杯
◇野球U18(18歳以下)ワールドカップ(W杯) ◇2次リーグ ○日本6―5パナマ●(延長九回タイブレーク、12日・沖縄セルラースタジアム那覇) 絶望的な…スポーツ 4時間前 毎日新聞
-
日本がパナマにサヨナラ勝ち 最終戦残し決勝進出決定 野球U18W杯
野球の第32回U18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)は12日、沖縄セルラースタジアム那覇などで2次リーグ第2戦があり、大会連覇を目指す日本は延長九回タイブ…スポーツ 11時間前 毎日新聞
-
近畿最終予選、日本生命は投手陣安定 社会人野球日本選手権
◇社会人野球日本選手権近畿最終予選(代表4。9月15~19日、22~29日。わかさ京都、兵庫・ReFill) NTT西日本がJABA京都大会で出場権を獲得。…スポーツ 16時間前 毎日新聞