「攻めのバトン」でメダル獲得へ 男子リレー決勝進出 世界陸上
◇陸上世界選手権(20日、東京・国立競技場)
◇男子400メートルリレー予選2組3着=日本(38秒07)
アンカーの鵜沢飛羽が体を投げ出すようにして3着でフィニッシュ。会場のビジョンで日本の男子400メートルリレーの決勝進出が確定した瞬間、地鳴りのような歓声が響いた。
2024年パリ・オリンピック後から本格的にメンバーに入る鵜沢は「もらったもの(バトン)をいち早くゴールに持っていくだけだったので」と淡々と話した。
メダルを目指す日本のリレーチームにとって、あくまで通過点に過ぎないからだ。
予選は故障の影響で調子の上がらないエース格のサニブラウン・ハキームが外れた。
1走・小池祐貴と2走・柳田大輝でバトンが詰まったが、大会前から主軸とされた3走・桐生祥秀、4走・鵜沢が仕事を果たした。
持ち前のカーブワークで桐生が3着圏内を維持。今大会のメンバーで伝統のアンダーハンドパスの効率性を最もよく知る29歳の桐生が鵜沢にしっかりバトンを通す。鵜沢が完走した4走の選手の中で最速タイの記録をマークして3着争いを制した。
着順で必ず予選通過できる組3着以内という最低限のミッションは果たした。しかし、選手たちは満足しない。気にしたのは、わずかなほころびだ。
予選は確実に通過するため、バトンを渡す際の2人の距離が近づく「安全バトン」を選択した。しかし、1、2走の間だけでなく、他の2カ所のパスも想定していたより詰まったという。
予選は38秒07の全体5位で通過。4位までは37秒台だった。地力に勝る米国だけでなく、パリ五輪金メダルのカナダにも安定感がある。
日本の選手たちは、それぞれが個人種目で振るわなかった。決勝へ向け、受け手が大きく加速してからパスする「攻めのバトン」の選択は必須であり、メダル獲得には一つのミスも許されない。
チームの主将を務める桐生は「歓声がもっと上がる順位にしたい」と宣言。自国開催の大会の締めくくりへ、リレー侍の真価は最終21日の決勝で問われる。【岩壁峻】
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