女子選手の遺伝子検査「今後も続ける」 WA会長 世界陸上閉幕
陸上の世界選手権東京大会は21日、9日間の日程を終えた。
今大会から公平性の確保を目的に女子種目出場選手を対象とした遺伝子検査が導入されたが、人権上の問題から懸念の声も出た。世界陸連(WA)によると、対象選手の100%が検査を受けた。
WAのセバスチャン・コー会長は21日、閉幕に当たっての記者会見で「はっきり言っておく。検査は今後も継続される。見直すべき点もあるが、全体としては成功した運用だった」と述べた。
フランスのように医療目的外での遺伝子利用を明確に禁止している国もある。コー会長は「国内法が最優先されることは受け入れなければならない」とし、フランス選手には同国の陸上競技連盟の協力を得た上で東京など国外で検査を行った。
検査には、性別を巡る「知らないでいる権利」を侵害する危険性もはらむ。さらに、大会期間中には一部の選手から検査への疑問の声が上がった。
しかし、コー会長は「疑問を持った選手はごくわずかだった。圧倒的多数の女子選手が支持し、多くの(国・地域の)連盟が検査の迅速化に協力してくれた」と正当性を改めて強調した。
◇
大会最終日の21日は男子400メートルリレー決勝があり、日本(小池、柳田、桐生、鵜沢)は38秒35の6位。3大会ぶりのメダル獲得はならなかった。
日本勢のメダルは競歩での銅メダル2個。入賞は過去最多の前回大会に並ぶ11だった。
期間中の入場者数は目標の50万人を上回る61万9288人。コー会長は「9日間、素晴らしいプロジェクトだった。日本国民のスポーツへの熱狂をもう一度結合させた大会だった」と語った。【岩壁峻】
-
正代が5年ぶり1敗での給金直し 今は「伸び伸びと」 大相撲秋場所
◇大相撲秋場所9日目(22日、東京・両国国技館) ◇○正代 押し出し 翔猿● 大関経験者の正代が9日目で勝ち越しだ。1敗での給金直しは、大関昇進前で東京開…スポーツ 2時間前 毎日新聞
-
「個」の力で苦杯、分岐点のバトン技術 男子400リレー 世界陸上
◇陸上世界選手権(21日、東京・国立競技場) ◇男子400メートルリレー決勝6位=日本(38秒35) 3走の桐生祥秀がアンカーの鵜沢飛羽にバトンを渡した時…スポーツ 2025年9月21日 毎日新聞
-
男子400メートルリレー 日本6位、メダル獲得ならず 東京世界陸上
陸上の世界選手権東京大会は21日、東京・国立競技場で最終日を迎え、男子400メートルリレー決勝で日本は38秒35の6位に終わり、3大会ぶりのメダル獲得はならな…スポーツ 2025年9月21日 毎日新聞
-
豊昇龍が幕内で初の全勝ターン 動きの良さ際立つ 大相撲秋場所
◇大相撲秋場所8日目(21日、東京・両国国技館) ◇○豊昇龍 押し出し 豪ノ山● 俵に詰まっても盛り返せるのは、状態が良い証拠だろう。豊昇龍が幕内で初の全…スポーツ 2025年9月21日 毎日新聞
-
フィギュア・東京選手権 男子は佐藤駿が優勝 吉岡希が2位
フィギュアスケートの東京選手権最終日は21日、東京・辰巳アイスアリーナで男子フリーがあり、昨季の世界選手権6位でショートプログラム(SP)首位の佐藤駿選手(エ…スポーツ 2025年9月21日 毎日新聞