ロッテ・サブロー新監督「一からやり直す」 就任会見で力強く宣言

2025/10/08 16:48 

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 プロ野球・ロッテのサブロー新監督(49)=本名・大村三郎=が8日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで就任記者会見を行った。今季最下位に沈んだチームの再建に向け、「攻撃、守備全てにおいて他に負けている。一からやり直していく」と力強く宣言。複数年契約で、背番号は「86」に決まった。

 サブロー監督は大阪・PL学園高から1995年ドラフト1位でロッテ入団。当初から登録名は「サブロー」で、「つなぎの4番」として活躍し、2005、10年の日本一に貢献した。11年に巨人でもプレー。通算1363安打、127本塁打。16年に引退後は楽天のファームディレクターなどを務め、23年に2軍監督でロッテに復帰した。

 今季途中から1軍ヘッドコーチに配置転換され、チームの苦しい現状は理解している。その中でも1年目の西川史礁選手や育成出身の山本大斗選手ら若手が成長し、「ある程度のめどは立った」という。だが、「まだまだ足りない。さらなるパワーアップをしていかないと勝てない」と奮起を促した。

 「86」は現役時代に監督として指導を受けた故・山本功児さんの背番号。「朝から晩まで練習に付き合ってくれた方。そこはまねしていきたい。秋、春と厳しいキャンプになると思う」。強いチーム作りを目指す。

 会見の司会進行は、ロッテの場内アナウンスを33年間担当した谷保恵美さんで、現役時代におなじみだった語尾を伸ばす「サブロー」コールを披露するサプライズも。サブロー監督も「懐かしいですね」と笑みを浮かべていた。【牧野大輔】

毎日新聞

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