「ツール・ド・九州2025」最終日 宮崎~大分の日豊海岸望み熱戦
国際自転車競技連合公認のサイクルロードレース「マイナビ ツール・ド・九州2025」は最終日の13日、初の2県共同開催となった宮崎・大分ステージが開かれた。宮崎県延岡市から大分県佐伯市まで、日豊海岸の景観を望む119・25キロで熱戦が繰り広げられた。
宮崎・大分ステージには、国内外18チームの約90人が出場。午前10時に延岡市役所前をスタート後、中心市街地を抜け、日豊海岸国定公園沿いに、リアス式海岸の入り組んだコースを北上した。
大分への県境を越えると、標高約250メートルの太平洋を見渡す「空の公園」を通過し、レースは終盤に突入。佐伯市街地の周回コースに入り、激しく先頭を競い合った。
スタートから約2時間半が過ぎた午後0時40分ごろ、XDS・アスタナチーム(カザフスタン)のへノック・ムルブラン選手が先頭集団を抜け出し、1位でフィニッシュ。沿道に詰めかけた大勢の観客らが、歓声や拍手で出迎えた。
レース後、ムルブラン選手は「チーム一丸となって全てを出し切れた良いレースだった」と振り返った。日本選手では、チームブリヂストンサイクリングの山本哲央選手が11位に入った。今大会の総合時間賞は、キリロ・ツァレンコ選手(ウクライナ)だった。
大分県勢のスパークルおおいたレーシングチームの住吉宏太選手は19位に入り、「地元の人たちに頑張っている姿を見せられて良かった。先頭集団で佐伯市内に入ることができたが、もう少し上の順位でゴールしたかった」と悔しさをにじませた。
◇パレード走行やPVで盛り上げる
選手たちはスタート直後、宮崎県延岡市の中心街で「パレード走行」を披露して沿道を盛り上げた。
JR延岡駅近くの「山下新天街」では、商店が連なる約300メートルのアーケードに大勢の観客が集まった。「回しまくれペダルも店も」「今日はシャッターチャンス商店街」など、商店街のPRも兼ねた大型フラッグが掲げられ、カラフルなウエアで颯爽(さっそう)と走り抜ける選手たちに大歓声が上がった。
山下新天街商店街振興組合の興梠(こうろぎ)貴士理事長(38)は「国際的な自転車競技の舞台となり、商店街をアピールできた。空き店舗もあるが、にぎわい創出に知恵を絞り、工夫を凝らしていきたい」と力を込めた。
フィニッシュ地点の大分県佐伯市には、屋内のホールにパブリックビューイングを設置。市内の小学6年、川野桂史さん(12)は「自分が自転車をこぐより相当速くてびっくりした」と興奮気味に話した。【山口泰輝、重春次男】
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