崇徳のエース、苦い夏を乗り越え33年ぶりV 秋季高校野球中国大会
◇高校野球秋季中国大会決勝(2日、山口・ユーピーアールスタジアム)
◇○崇徳(広島2位)5―0高川学園(山口4位)●
◇崇徳は33年ぶり3回目の優勝
5―0で迎えた九回2死走者なし。崇徳の2年生左腕・徳丸凜空(りく)はマウンド後方で大きく息を吐き、靴ひもを結び直した。「もう大丈夫」。打者を一ゴロに仕留め、ゲームセット。夏の苦い記憶を乗り越えた瞬間だった。
130キロ台後半の伸びのある直球を制球良く投じるサウスポー。スライダーやフォークも切れる。前チームでもエースナンバーを背負っていたが、今夏の広島大会決勝では広陵に敗れた。九回2死まで1点をリードしていたが踏ん張れず、延長の末に敗れた。
「自分のことでいっぱいいっぱいだった」と反省した。同学年の正捕手・新村瑠聖(りゅうせい)のミットと打者しか視界に入らず、気負いがあった。
だから、秋はいつでも気持ちに余裕を持つことを心がけた。マウンドから球場をぐるりと見て、バックネット裏の観客や相手側の応援席にも目をやった。「いろんなところが広く見えた」と心を落ち着かせた。
この試合は「瑠聖の配球通りに打たせれば野手がアウトにしてくれる」と肩の力を抜いた。二回1死一、三塁のピンチを併殺でしのぐと、その後はすいすいとアウトを重ねた。125球で3安打完封。中国大会全4試合を1人で投げきり、計33イニングでわずか1失点と成長を示した。
崇徳は1976年の選抜大会で初出場優勝を果たしたが、93年春を最後に甲子園から遠ざかる。くしくも今年は学校創立150年の節目の年。たくましさを増したエースとともに、「伝統校復活」を強く印象付けた。【石川裕士】
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