ノリノリのヤマハ・相羽、快打連発 社会人野球日本選手権

2025/11/08 21:22 

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 ◇第50回社会人野球日本選手権2回戦(8日・京セラドーム大阪)

 ◇○ヤマハ10―4JR東海●

 ヤマハが2試合連続の2桁得点をマーク。活発な打線で特に目立つのが相羽寛太だ。今大会からつかんだ「3番」の座で2安打5打点を挙げた。

 同点の四回無死二塁。追い込まれた後にフルカウントまで粘って6球目をはじき返した。左中間を破って勝ち越し点を挙げ、二塁塁上でガッツポーズを見せた。

 七回には満塁から引っ張った打球が左翼手の頭を越し、走者一掃の適時二塁打に。終盤で相手を突き放す大きな追加点となった。「レフトに強い打球を打つイメージを持ち、良い感じで打てた」と振り返った。

 静岡高から入社5年目の今季は課題の打撃を克服するため、体幹を強化するなどし、ボールに力を伝える感覚を養った。打球が失速せずに伸びるようになってきたのが成長の証しだ。

 6番だった今夏の都市対抗大会は、準々決勝で適時三塁打を放つなど全4試合で計7安打。4強入りの原動力となり、首位打者賞にも輝き自信をつけた。

 申原直樹監督も「都市対抗の首位打者で余裕が出ている。実力がワンランク上がった。良い打者だから上位で使いたくなる」と期待を寄せる。

 「ヤマハの3番を打てているのはうれしいが、試合ではやるべきことをやっていきたい」。中軸として存在感を示し、頼もしさは増している。【高橋広之】

毎日新聞

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