アフリカ出身傭兵、36カ国1400人が露軍に参加 ウクライナ推計
ロシアの侵攻を受けるウクライナのシビハ外相は7日、アフリカ36カ国の1400人以上が傭兵(ようへい)として露軍に参加し、ウクライナ軍との戦闘に従事しているとの推計を発表した。自身のX(ツイッター)に投稿し、ロシアによる違法な勧誘への注意を呼び掛けた。
ウクライナ政府によると、露軍は仲介者などを通じてアフリカ諸国の若者に接近し、高額の報酬を提示したり、脅迫したりする方法で傭兵契約を結ばせている。シビハ氏は7日、Xに「露軍内の外国出身者は悲しい運命にある。ほとんどの人がすぐに前線に送り込まれ、間もなく死亡している」と投稿した。
さらに「露軍司令部は死亡した傭兵に対する責任は負わないと考えており、使い捨てできる格下の人的資源として傭兵を扱っている」と説明した。
シビハ氏はアフリカ諸国の国民に対し、露軍に勧誘されないよう注意を呼び掛けた。また露当局との契約書に署名しないよう求めている。前線に派遣された場合には脱走したり、捕虜になったりすることを勧めた。各国政府に対しても、露軍に参加しないよう国民への警告を発するよう要請した。
虚偽の説明を受けたり強制されたりして露軍に参加したアフリカ出身の傭兵が、ウクライナ軍の捕虜になるケースが増えている。南アフリカ政府は6日、ウクライナのドンバス地方(ルハンスク、ドネツク両州)に滞在する南アフリカ出身の20~39歳の男性兵士17人から救助要請を受け、勧誘や派遣の手口、背景などについて調査を開始したと発表した。
一方、ケニア警察によると露軍は9月、ロシア国内での仕事の紹介を装い求職者を集め、実際にはウクライナとの前線付近に派遣しようとしていた。ケニア警察は人身売買組織から20人以上を救出したと発表した。
ケニアのルト大統領は11月6日、ウクライナのゼレンスキー大統領との電話協議で、ウクライナ当局に拘束されているケニア人捕虜の解放を要請した。【ブリュッセル宮川裕章】
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