牛肉高騰にいらだち トランプ氏が司法省に価格操作疑惑の調査指示
トランプ米大統領は7日、自身のソーシャルメディアで、国外の食肉加工大手が牛肉価格を不正につり上げているなどとして司法省に調査を指示したと明らかにした。トランプ政権の経済政策に対する国民の不満が4日の地方選挙で共和党の敗北につながったとの見方があり、トランプ氏は牛肉の高騰にいらだちを強めている。
トランプ氏は投稿で「食肉加工会社が人為的に価格を引き上げて、我が国の食料供給の安全を脅かしている」と主張した。ホワイトハウスは7日、ブラジル系の2社を含む大手4社が食肉加工市場の85%を占め「米国の消費者や畜産農家を搾取している」などとして司法省が独占禁止法(反トラスト法)違反の疑いで調査すると発表した。
9月の米消費者物価指数(CPI)によると、全体で前年同月比3・0%の上昇だったのに対し、ステーキ肉やひき肉の伸び率は前年同月比で10%以上を記録した。米メディアによると、米国内の干ばつによる飼料価格の高騰や飼育頭数の減少、ブラジルへの高関税措置による輸入牛肉の価格上昇などが一因とみられるという。
トランプ氏は10月、対策としてアルゼンチン産牛肉の輸入拡大を示唆したが、共和党支持者の多い畜産農家が強く反発したこともあって計画は進んでいない。
トランプ氏は2024年大統領選で、当時のバイデン政権下での物価上昇(インフレ)を攻撃し、経済政策を訴えて再選につなげた。一方、NBCニュースが今月2日に公表した世論調査によると、トランプ氏の経済政策に不満とする回答(63%)が満足(34%)を大幅に上回った。
共和党は4日のニュージャージー、バージニア両知事選とニューヨーク市長選で相次いで民主党候補に敗れている。トランプ政権の経済政策に対する有権者の不満が敗因の一つとみられている。【ワシントン金寿英】
-
アフリカ出身傭兵、36カ国1400人が露軍に参加 ウクライナ推計
ロシアの侵攻を受けるウクライナのシビハ外相は7日、アフリカ36カ国の1400人以上が傭兵(ようへい)として露軍に参加し、ウクライナ軍との戦闘に従事しているとの…国 際 6時間前 毎日新聞
-
治安維持名目の州兵派遣は「違法」 米政権に地裁が差し止め命令
米西部オレゴン州の連邦地裁は7日、治安維持を名目にしたトランプ政権による同州最大都市ポートランドへの州兵派遣は「権限を逸脱しており違法」との判断を示し、恒久的…国 際 7時間前 毎日新聞
-
<1分で解説>米最高裁、パスポートに男女記載義務
アメリカ連邦最高裁は6日、パスポート(旅券)に生物学的な性別の記載を義務付けたトランプ政権の方針を認める判断を示しました。これにより、性的少数者の権利が後退す…国 際 8時間前 毎日新聞
-
米、G20首脳会議不参加へ 議長国・南アの「人権侵害」を主張
トランプ米大統領は7日、南アフリカ・ヨハネスブルクで22、23日に開催される主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)について、米国がボイコットすると明らか…国 際 13時間前 毎日新聞
-
米空港、国内線で減便開始 7日は1000便超 政府機関閉鎖の影響
米運輸省は7日、連邦政府機関の一部閉鎖を受けた措置として、全米の主要40空港で国内線定期便の減便を始めた。削減率は7日は4%で、段階的に上がって14日までに1…国 際 14時間前 毎日新聞













