<1分で解説>米最高裁、パスポートに男女記載義務

2025/11/08 17:40 

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 アメリカ連邦最高裁は6日、パスポート(旅券)に生物学的な性別の記載を義務付けたトランプ政権の方針を認める判断を示しました。これにより、性的少数者の権利が後退するとの批判も出ています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「米最高裁のパスポート男女記載判断」について解説します。

Q アメリカのパスポートで性別の記載が問題になってているって聞いたよ。どういうこと?

A トランプ政権は、パスポートに生物学的な性別(生まれた時の性別)の記載を義務付ける方針を出していました。

Q 今回の最高裁の判断はどうだったの?

A 最高裁はこの方針を認め、下級審の差し止め決定を取り消しました。

Q なぜこの判断が批判されているの?

A 性的少数者の権利が後退すると、米メディアも批判的に報じています。

Q 最高裁の判事はどんな構成なの?

A 保守派6人、リベラル派3人の計9人で構成されています。

Q 判断の理由は何だったの?

A 生物学的な性別の記載は「平等保護の原則の侵害ではない」とし、「政府は差別を目的としていない」と結論づけました。

Q バイデン前政権の時はどうだったの?

A 2022年4月からは、自分の性別を男女どちらでもないと認識する人が「X」を選べるようになっていました。

毎日新聞

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