プロ野球CS、アドバンテージ制度を見直しか 早ければ来季から

2025/12/01 18:45 

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 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)のアドバンテージ制度について、早ければ来季にも一部を見直す方向で議論が行われている。1日に行われたプロ12球団と日本野球機構(NPB)による実行委員会後に関係者が明かした。

 現行のCSは、レギュラーシーズンの2、3位チームがファーストステージで対戦。勝者はファイナルステージに進出し、レギュラーシーズンの優勝チームとぶつかる。優勝チームにはアドバンテージ1勝分が付与されている。

 今季はセ・リーグで阪神が2位のDeNAに13ゲーム、3位の巨人に15ゲームの大差をつけて優勝。しかも巨人は勝率5割4厘と、危うく負け越す可能性もあった。これまで、勝率5割を切ったチームが日本シリーズに出場したことはない。

 関係者によると、来季から改正する場合は、遅くとも3月には決定しなくてはならない。ただ、現行制度の維持を主張する球団もある。また、改正する場合は、セ・パ両リーグで足並みをそろえるという。

 NPBの中村勝彦事務局長はCSの見直しについて「継続的に議論している。確定的なものはない」としている。【岸本悠】

毎日新聞

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