ヘルメットに侵攻で犠牲の選手らの肖像画 ウクライナの五輪代表選手

2026/02/10 10:14 

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 ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのスケルトン男子のウクライナ代表、ウラジスラフ・ヘラスケビッチ選手(27)が9日、ロシアの侵攻によって犠牲になったアスリートたちの肖像画が描かれたヘルメットをかぶって練習に臨んだ。ロイター通信などが伝えた。

 ロイターによると、肖像画は10代だった重量挙げの選手やボクサー、アイスホッケー選手らだとヘラスケビッチ選手は説明。「何人かは友人だった」という。

 また、国際オリンピック委員会(IOC)がこのヘルメットを巡りウクライナ五輪委員会と連絡を取ったことも明らかにした。

 五輪憲章は第50条で「五輪の会場におけるデモや政治的、宗教的、人種的なプロパガンダ」を禁止している。練習はコルティナダンペッツォのそり競技場で行われた。

 開会式で旗手を務めたヘラスケビッチ選手は、これまでもロシアを公然と批判し、ロシアの選手が「個人の中立選手」(AIN)として五輪出場を認められていることにも強く反発してきた。

 ロシアが全面侵攻を開始する直前だった2022年2月の北京冬季五輪では、滑走後に「ウクライナでの戦争はやめて」とのメッセージを掲げた。【ミラノ福永方人】

毎日新聞

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