公明・斉藤氏の支援及ばず 連立解消の象徴・広島3区の「地殻変動」
8日投開票された衆院選では、広島県内の6小選挙区で自民が議席を独占した。過去2回の衆院選で公明の斉藤鉄夫氏が議席を守ってきた3区は、新党結成で比例に回った斉藤氏が、立憲出身で前回比例復活の前職、東克哉氏(44)を支援したが自民前職に議席を明け渡した。連立解消と新党の選挙協力の象徴とされた3区でどんな「地殻変動」があったのか。
公示後に迎えた週末の1月31日、JR緑井駅での東氏の街頭演説で、公明支持者が東氏の名前が書かれたうちわを用意していた。地方議員が「昨日の敵が今日の友」と声を張り上げ、「小選挙区は東、比例は中道に」とアナウンスが流れる選挙カーの周りに集まる支持者の勢いに、立憲関係者が圧倒されていた。ある立憲議員は「平日の昼間でも日時を決めたら支援者を集める動員力がある」と舌を巻いた。
選挙終盤になると、中道幹部が続々と広島入りした。野田佳彦共同代表が2日に3区内で応援演説した際は、公明の支持母体の創価学会員らしき姿が見られた。野田氏が「てっちゃん(斉藤氏)とよっちゃん(野田氏)のコンビになりました」と斉藤氏との蜜月関係をアピールすると、群衆からは「よっちゃーん」と声援が飛んだ。「(斉藤氏から)昨日も11時に電話がかかってきた。『きょうはどうだった』と情報交換しています。用事もないけど1回は声を聞きたいね」と野田氏が語ると笑いも起きた。
6日には斉藤氏が3区に入り、立憲県議や連合広島の大野真人会長らと街頭演説した。「私が守ってきた平和の議席を、東さんが守ってください」と斉藤氏が呼び掛け、東氏には大きな拍手が送られていた。
選挙結果は、比例単独からくら替えした自民前職、石橋林太郎氏(47)が10万票以上を得て圧勝した。立憲関係者は「準備期間が短かったことが最大の敗因。連合票は固めることができたが、候補者の人柄を知ってもらうためのあいさつ回りなどができなかった」と嘆いた。
公明の栗原俊二県代表は「立憲の執行部とは毎日打ち合わせして絆が深まったが、支持者同士がコラボできるほどには時間がなかった」と振り返った。また、高市早苗首相のインターネット上での人気が影響したのではないかとして「街頭演説で盛り上がってもだめで、ネットのうねりに気づくべきだった」と語った。
東氏は8日夜、「力不足を痛感した選挙戦だった。高市旋風がここまでとは思わなかったので驚いた」と報道陣に話した。【川原聖史、武市智菜実】
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