きっかけは「東京」 日本選手団が冬季五輪最多メダル数更新

2026/02/18 00:49 

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 ミラノ・コルティナ冬季オリンピックは第12日の17日、日本選手団のメダル獲得数が19個になり、前回2022年北京大会の18個を上回り過去最多を更新した。

 この日のスピードスケート女子団体追い抜きで、日本は3大会連続となるメダルを獲得した。

 ここまでのメダルの内訳は▽スノーボード・6個▽フィギュアスケート・4個▽スキージャンプ・4個▽スピードスケート・3個▽フリースタイルスキー・2個――となった。

 日本の以前の得意種目は、スキージャンプやスピードスケートだったが、それに加え、今大会三つの金メダルを獲得したスノーボードなど新たな種目での躍進が際立つ。

 有望種目の多様化は、東京オリンピック・パラリンピック開催決定を契機とした国の強化が背景にある。

 強化費にあたる国の競技力向上事業費は年々増加し、東京五輪前の19年度に初めて予算規模が100億円に到達した。国は東京五輪以降も同規模の予算を維持している。

 強化費増の恩恵は、夏季競技だけでなく、冬季競技も受けた。

 06年トリノ五輪は、フィギュアスケート女子の荒川静香の金メダル1個だけに終わり、10年バンクーバー五輪も金メダルがゼロと低調だった。

 強化費増を追い風に、18年平昌五輪で金4個を含む冬季五輪過去最多(当時)の13個のメダルを獲得。22年北京大会ではメダル数を18個とさらに伸ばした。

 スポーツ庁は24年6月、ミラノ五輪の重点支援競技をランク付けし、当初、最高位の「Sランク」は、スピードスケート中長距離女子だけだった。25年4月に世界選手権など国際大会の実績を踏まえ、新たにフィギュアスケート・ペア▽スノーボード男女ビッグエア▽フリースタイルスキー男子モーグル――を「Sランク」に加えた。

 今大会、「Sランク」となった種目でメダルを量産した。「選択と集中」による国の支援が好成績につながっている。【岩壁峻】

毎日新聞

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