りくりゅうペア快挙、発掘・育成…実った連盟の強化策 ミラノ五輪

2026/02/17 19:52 

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 ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケート・ペアで「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が金メダルを獲得した。

 ペアで五輪の表彰台に立つこと自体が日本勢初めて。関係者の取り組みも快挙の要因だった。

 ペアは男性が女性を頭上に上げて回転させるリフト、男性が女性を高く跳ばすスロージャンプといったアクロバティックな大技がある。安全面を考慮して一般営業の時間帯に練習することが難しく、競技人口が広がりにくかった。

 潮目が変わったのが、2011年だ。14年ソチ五輪から団体戦の採用が決まった。団体戦は、男女シングル、ペア、アイスダンスの総合力を問われる。日本スケート連盟は、有望選手のひしめくシングルとともにカップル種目も強化するため、ペア、アイスダンスの選手発掘・育成に着手。相性を確かめる「トライアウト」などを実施した。

 連盟の強化担当者は、カップル種目に関心を寄せたシングルの選手に声をかけることから始めた。ペアの強化の先駆けになったのが木原だ。三浦とも19年のトライアウトで出会った。

 カップル種目は国内での指導者不足といった課題もいまだ残る。連盟関係者は「強化と育成は両輪で回さねばならない。今の結果を求めるだけでなく、10~20年先を見越した『種まき』が必要だ」と説く。【岩壁峻】

毎日新聞

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