自民、新人議員に研修会でクギ 気の緩み懸念、幹事長「常に謙虚で」
自民党は17日、党本部で新人議員研修会を開いた。自民は衆院選で圧勝し、66人に上る新人議員が誕生。研修会では、党幹部らが「今回の当選は、高市早苗首相の力によるところが大きい」と慢心を戒めるよう注意を促し、国会議員としての心構えなどを説いた。
党中央政治大学院が主催し、鈴木俊一幹事長ら党幹部が、倫理規範や報道対応を指南した。自民では従来、派閥が新人教育の一端を担ってきたが、裏金事件で麻生派以外の派閥が解散したため、党本部が主導して教育に当たらなければならなくなった。だが、大量当選に党内からは「これだけの新人を一から指導するのは不可能」(中堅)との声も漏れる。
とりわけ執行部が神経をとがらせるのは、新人の「気の緩み」だ。2005年には「小泉チルドレン」と呼ばれた新人議員の失言が批判を浴びたほか、安倍晋三総裁(当時)の下で自民が政権復帰した12年当選組はその後、暴言や金銭トラブルなどの不祥事が相次ぎ、「魔の2回生」などと呼ばれた。
新人66人は党所属議員の約2割を占めており、不用意な言動が政権支持率などに大きな影響を与えるリスクもはらんでいる。鈴木幹事長は研修冒頭、「常に謙虚な気持ちを決して忘れることのないように」と述べ、発言にも気をつけるよう促した。「高市旋風」で浮き立つ中、党のガバナンスも試されている。【東久保逸夫】
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