「若い男性に刃物で脅された」 東広島放火殺人、県警が捜査本部

2026/02/17 19:41 

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 広島県東広島市黒瀬春日野の民家で火災が起き、敷地で血を流した男性が死亡しているのが見つかった事件で、広島県警は17日、何者かが民家に火を付け、男性を刺殺した放火殺人事件とみて東広島署に捜査本部を設置した。男性の妻とみられる女性は近所に助けを求めた際に「若い男性に刃物で脅され、灯油のようなものをまかれた」と説明。県警もこの内容を把握しており、事件との関連を調べている。

 県警はこの日、亡くなった男性の死因が司法解剖の結果、首を刺されたことによる失血死だったと発表した。首には刃物による複数の刺し傷が確認されたという。

 現場の民家にはリフォーム会社経営の川本健一さん(49)と50代の妻が2人で暮らしていた。事件後に川本さんと連絡が取れておらず、県警は死亡したのは川本さんとみて身元確認を急いでいる。

 川本さんの妻とみられる女性は16日午前3時半ごろ、近所の民家を訪れて助けを求めた。住人男性によると、女性はマスクで顔を隠した人物に刃物で脅され、自宅2階に上がったと説明。途中でもみ合いになって相手のマスクが外れ、20代くらいの男性に見えたと話していたという。

 灯油のようなものをまかれて火災になり、女性は2階から飛び降りて避難したといい、助けを求めた際は頭から血を流して靴を履いていなかったという。住人男性が110番した。

 川本さんとみられる男性は16日午前4時15分ごろ、民家の敷地で倒れているのを警察官に発見された。傷に加えて全身にやけどを負っていた。女性も頭部を負傷するなどしており、県警は女性に対する殺人未遂容疑でも調べる。

 県警は17日、民家の現場検証を消防と合同で始めた。【井村陸、安徳祐、西山夏奈、川原聖史】

毎日新聞

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