異例の分散開催、聖火も2カ所同時に消灯 IOC「新たな形実現」

2026/02/23 11:14 

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 イタリア北部で異例の分散開催となったミラノ・コルティナ冬季オリンピックは22日夜(日本時間23日)、ベローナ市街にある古代ローマ時代の円形闘技場(ベローナ五輪アリーナ)で閉会式が行われた。ライトアップされた世界遺産の幻想的な雰囲気のもとで、17日間の戦いに幕が下ろされた。

 式はオペラ「椿姫」で幕を開け、オペラのキャラクターに出迎えられるように各国・地域の旗手が入場。日本はフィギュアスケート女子銀メダルの坂本花織(シスメックス)とスピードスケート男子の森重航(オカモトグループ)が国旗を振りながら笑顔を見せた。

 続いて整列せず、一部が重なりながらも緩やかに国・地域ごとにまとまった選手団が入場。52人が参加した日本選手団は、スマートフォンで写真を撮影するなどしながら、リラックスした様子で行進した。フィギュアスケート・ペアで日本初の金メダルを獲得した「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)はステージ上でリフトを披露。入場後は客席に座り、ダンスや歌などのパフォーマンスに歓声を上げながら楽しんでいた。

 2025年6月の就任後、初の五輪を終えた国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コベントリー会長は「(広域開催という)新たな形の冬季大会を実現し、未来への新たな基準を打ち立てた。五輪は誰にとっても開かれた場で、スポーツが私たちを一つにする場所だと示してくれた」と胸を張った。

 式の終盤では史上初めてミラノ、コルティナダンペッツォの2都市でともされた聖火が同時に消えた。人気アーティストのパフォーマンスを最後に、約2時間半のセレモニーは幕を閉じた。【玉井滉大】

毎日新聞

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