サトテルや「ラストサムライ」小園ら“伏兵”が結果 WBCチェコ戦
1位通過を決めている日本にとって、1次リーグ最終戦のチェコ戦は言わば消化試合。それを連覇への糧に「昇華」させられるかが重要だったが、好材料はあった。出場機会の限られていた野手たちが一定の結果を出したからだ。
一回1死から2番・佐藤輝明(阪神)が持ち前のパワーを生かし、左翼線二塁打を放った。佐藤はこの試合では本来の三塁ではなく、右翼での先発出場だった。これまでの3試合で右翼を務めていたのは近藤健介(ソフトバンク)だが、いまだ無安打で、チェコ戦ではベンチスタートとなった。
近藤の打撃技術を高く買っている井端弘和監督は試合前の記者会見で「休むことも重要」と語っていた。一方で、かねて「見極める」ことも重視してきた。佐藤にとっては、大きなアピールとなっただろう。
野手でただ一人出場のなかった「ラストサムライ」の小園海斗(広島)も「6番・遊撃」で先発出場し、二回の第1打席でいきなり中前打。同じく出場機会の限られていた森下翔太(阪神)も「1番・左翼」で先発出場し、三回に内野安打を放った。
井端監督は試合前の記者会見で、「そこまで出ていない選手に結果を出してほしい」と話していたが、まさに狙い通りの展開となった。
佐藤のみならず、小園も森下も複数のポジションを器用にこなすのが持ち味。準々決勝以降の米国での戦いではこれまで以上の総力戦が予想される。実戦機会が少なくても好調を維持している彼らの存在は頼もしい限りだ。【岸本悠】
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