牛乳パックをアップサイクル、トートバックに 200個限定で販売

2026/03/10 19:01 

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 大手食品メーカーの明治などは、牛乳の紙パックでミニトートバッグ「MILK BAG」を作製し、クラウドファンディング(CF)サイトで販売を始めた。捨てられていた素材に価値を加えて活用する「アップサイクル」の取り組み。資源としての重要性を知ってもらい、持続可能な社会の実現に貢献する狙いだ。

 明治によると、日本での紙パックのリサイクルは1984年に始まったが、2024年度の飲料用の紙パック回収率は38・9%。97年に本格化したペットボトルの回収率(91・9%)に比べて大きく後れを取っているという。

 今回のバッグは、1個に「明治おいしい牛乳」(900ミリリットル入り)の紙パック12枚を使う。紙パックは丈夫で穴が開きにくく、手で丁寧にもみ込むと革のような風合いになるという。

 高齢女性が主役として働く「ばあちゃんビジネス」を展開する「うきはの宝」(福岡県うきは市)から委託された75歳以上の女性たちが、ミシンで一つ一つ縫製した。

 CFサイト「Makuake(マクアケ)」で9日に受け付けを始めた。価格は1個税込み1万3750円で、200個限定販売。

 デザインなどを監修した牛乳パックアーティストの「ミルクぱく子」さんは「一度役割を終えたものがまた新しい役割を持ち、再び歩き始める。その美しさを感じていただきたい」と話した。【佐久間一輝】

毎日新聞

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