重さ感じた名門の「1」 横浜・織田「自分おごりか」 センバツ

2026/03/20 18:29 

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 ◇選抜高校野球1回戦(20日、甲子園)

 ◇○神村学園2―0横浜●

 チームにも自身にも大きな課題を残す春となった。

 「チームを勝たせられる投球が全くできなくて。本当に『なぜなんだ?』という思いです」

 初戦で連覇の夢がついえた横浜のエース右腕・織田翔希(しょうき)は、自分に問いかけるように語った。

 心身ともに万全を期して臨んだはずだった。しかし、最大の武器である直球は序盤は140キロ台中盤にとどまり、制球もままならない。一回の先頭打者から四球を与えた。

 「原因不明」のエンジンがかからない状態が続く三回。先頭に内野安打を許し、3イニング連続で無死から走者を背負うと、犠打で送られて1死二塁に。2番打者に甘く入った変化球を痛打されて先制され、さらに安打と犠飛で失点。この2失点が最後まで重くのしかかった。

 昨春は全5試合に先発して頂点に立ち、夏は2完封を記録した。

 甲子園で初めて背番号「1」をつけ、最上級生としてチームを引っ張る今回は、史上4校目の「春連覇」が懸かった。「コンディションは素晴らしい状態だったが、甲子園という舞台で、自分が変わってしまったと思う」と、見えないプレッシャーに苦しんだ。

 八回2死で降板した。

 「やっていることは間違いないと思う。ただ(力が出せなかったのは)自分のおごりなのか。分からない」

 真のエースへ、最後の夏に向けた日々が始まる。【高橋広之】

毎日新聞

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