エース不在の穴を埋めた町田の18歳 アジアのNo.1へ勢い

2026/04/11 20:05 

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 ◇J1百年構想リーグ(11日・町田GIONスタジアム)

 ◇○FC町田ゼルビア1―0柏レイソル●

 国内リーグ戦と並行し、「アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)」でも勝ち進んでいる町田は、エースストライカーの相馬勇紀がけがで不在の一戦で、高校を卒業したばかりの18歳が得点に絡む活躍でアピールした。

 何度も決定機を作りながら得点を奪えず、町田にとってもどかしい展開が続いた。打開に向け、「前に速く(進めて)、仕掛けられる選手」と黒田剛監督が送り出したのが、1月に全国高校選手権で初優勝を果たした神村学園から新加入し、3試合目の出場になった新人FW徳村楓大だった。

 後半22分にピッチへ入ると、すぐに見せ場は訪れた。8分後、高い位置で味方がボールを奪うと、「自分につないでくれる」と信じて迷わず前を向いた。ボールを受け、左サイドを駆け上がってゴール前に低いクロスを上げた。最後は韓国代表経験のあるFW羅相浩(ナ・サンホ)が押し込み、待望の先制点が生まれた。

 黒田監督が「町田らしさが見えた」と評価する守備も光り、無失点で試合を終えた。仲間からポンポンと頭をたたかれてねぎらわれた徳村は「しっかりゴールにつながって良かった」と喜んだ。

 12日には、ACLE準々決勝の舞台になるサウジアラビアへ出発する。試合後に壮行会が行われ、黒田監督は「大きな歴史、大きな一歩を刻めるように精いっぱい頑張りたい」。キャプテンの昌子源は「いい経験で終わらせない。必ず優勝カップを町田に持ち帰る」と、サポーターに力強く語った。

 徳村は「チームを勝たせる選手になりたい」と目標を語る。春の訪れとともに若い芽が育ち、次はアジアナンバーワンに向かって突き進む。【川村咲平】

毎日新聞

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