ベテランが先制打で勢い トヨタ自動車・高祖 JABA岡山大会

2026/04/18 21:07 

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 頼りになるベテランが、先制点がほしい場面できっちりと仕事をした。

 二回、四死球やエラーで1死満塁のチャンスの場面で打席には高祖健輔。「相手投手は真っすぐが良いので高めは振らされないように」と意識していた。だが、同じ速球でも低めは別だ。外角低めに来た直球を鮮やかに流してレフト前へ運んだ。高祖の先制打をきっかけにトヨタ打線が爆発し、この回だけで一気に8点を奪った。「勢いをつけられて良かった」と振り返る。

 環太平洋大からトヨタ自動車へ入社して9年目。2022年の日本選手権優勝と23年都市対抗優勝などに大きく貢献し、扇の要としてトヨタの黄金期を支えた。だが、その後は福井章吾の台頭などで、スタメンでの出場が減少してきた。

 「やっているからには正直出たい気持ちはある」と吐露する一方で、「チームが勝つことが重要。若手の活躍は期待している」とも話す。

 それでも、日本選手権出場権とタイトルのかかった大事な一戦で、首脳陣が先発マスクを託したのが高祖だ。「チームを勝たせられるキャッチャーになりたい」。トヨタが常勝軍団であり続けるためには高祖の存在が欠かせない。【塚本紘平】

毎日新聞

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