NYダウ、「イラン攻撃前」回復 原油先物は83ドル台に急落

2026/04/18 10:13 

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 イスラエルとレバノンの停戦期間中はホルムズ海峡を開放するとイランが表明したことで、17日のニューヨーク市場には海上輸送の混乱緩和への期待が広がった。原油先物価格は急落し、指標の米国産標準油種(WTI)は前日比10・84ドル安の1バレル=83・85ドルで取引を終えた。株価も大幅に上昇した。

 イランのアラグチ外相は米東部時間17日朝、X(ツイッター)に「全ての商船がホルムズ海峡を通航できるように完全に開放する」などと投稿。イスラエルとレバノンの「残りの停戦期間」の措置とし、イラン当局が指定した航路との条件を付けたが、供給不安が後退し、WTIは終値としては3月10日以来、約1カ月ぶりの水準まで下落した。

 また、ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は2営業日続伸し、前日比868・71ドル(1・79%)高の4万9447・43ドルで取引を終えた。2月下旬の米イスラエルの対イラン攻撃前の水準(約4万9000ドル)まで回復した。市場では「事態の緩和に向かう兆候」(ストラテジスト)との受け止められ、原油高に伴う猛烈な物価上昇(インフレ)を避けられれば、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ余地が生まれ、それが経済を下支えするとの見方によって、買いが広がった。

 外国為替市場でも円高・ドル安が進み、1ドル=158円台半ばに上昇した。安全資産とされるドルが売られ、一時157円台半ばをつける場面もあった。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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