トカラ群発地震 既存の海底ケーブルで10倍以上の地震観測に成功
2025年6月以降、2400回を超える有感地震が起きている鹿児島県十島村のトカラ列島の群発地震について、海洋研究開発機構などのチームは17日、海底ケーブルによる地震観測で既存観測網の10倍以上の地震を捉えることに成功したと発表した。海底下の浅い場所で活発化しており、メカニズムの解明につながることが期待される。
トカラ列島では25年6月から地震活動が活発化し、7月2日に小宝島で震度5弱(マグニチュード5・6)、同3日には悪石島で震度6弱(同5・5)の地震が起き、住民が島外へ一時避難するなどした。
トカラ列島ではこうした数カ月にわたる群発地震を数年おきに繰り返してきたが、既存の地震観測点は陸上にしかないため、詳細な地震活動は捉えられない。
◇光ファイバーがセンサーに
海洋機構は25年9月から約4カ月間、トカラ列島の周囲に埋設されている海底ケーブルを使い、光ファイバーをセンサーとして用いる手法で地震波の観測を試みた。その結果、気象庁の陸上観測の10倍以上の計約1万5000回の地震を捉えた。多くは地殻内の浅い地震で、悪石島の南西で発生していることがわかったという。
この手法は石油パイプライン監視などの産業目的で開発され、国内では19年から地震火山観測に応用する研究が始まった。陸や海底に張り巡らされた既存のケーブル設備が新たな観測網になることが期待される。
成果は日本時間18日にある米地震学会で報告される。チームの荒木英一郎上席研究員は「今回観測された地震には、限られた場所の、海底下の非常に浅い場所で発生しているものがあり、海底の火山活動や熱水活動との関連を検討する必要がある。これまで難しかった島しょ部の詳細な地震活動が捉えられることが示された」と話した。【垂水友里香】
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