「やり切ったと胸を張れる」 引退表明の錦織圭、残る試合は出場

2026/05/01 11:01 

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 テニスの男子シングルスで元世界ランキング4位の錦織圭選手(36)=ユニクロ=が1日、自身のSNSで今季限りでの現役引退を表明した。「正直に言えば、今でもコートに立ち続けたい気持ちはあります。それでも、これまでのすべてを振り返ったとき、『やり切った』と胸を張って言える自分がいます」と思いをつづった。

 松江市出身の錦織選手は13歳で米国に留学し、2007年、プロに転向した。08年に日本男子として松岡修造さん以来2人目となるATPツアー優勝。14年の全米オープンでは4大大会のシングルスでオープン化以降、男女通じて日本選手初の準優勝を果たした。

 16年リオデジャネイロ・オリンピックでは銅メダルを獲得した。

 ATPツアーのシングルスで通算12勝を挙げている。

 22年1月の股関節の手術以降、ツアーから長期離脱した。23年6月に下部ツアーで実戦復帰したが、その後も肩や腰などの不調を抱え、26年1月には右肩のけがで全豪オープンの予選を棄権した。錦織選手はSNSで「度重なる怪我(けが)との戦いの中で、思うようにプレーできないもどかしさや、不安に押しつぶされそうになったこともありました。それでも『テニスが好きだ』『もっと強くなれる』という思いが、何度でも自分をコートに戻してくれました」と振り返った。また、「残りの試合も、一瞬一瞬を大切に、最後まで戦い抜きます」と、大会出場は続けることも明らかにした。

 錦織選手の進退を巡っては、フランスのレキップ紙が4月4日(日本時間5日)、米国で6日から開催される下部ツアー大会を最後に現役を退くと報じた。錦織選手は、X(ツイッター)の投稿で報道内容を否定した上で「近日中に、私自身が最新情報をお伝えします」としていた。【森野俊】

毎日新聞

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