海外組は最多23人 経験と「伸びしろ」の融合狙う森保ジャパン
サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会の日本代表メンバーを巡っては、元選手やメディアなどの間で「予想が難しい」との声が上がっていた。26人の枠が狭すぎると感じるほど、欧州の第一線で活躍する選手が多いためだ。
W杯のメンバー構成は、日本サッカーの変化を映す鏡だ。海外クラブに所属する選手は、過去最多だった前回カタール大会の19人を上回る23人となった。
初出場した1998年フランス大会は、メンバー22人全員が「国内組」だった。今や、今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)で8強入りしたスポルティングの守田英正選手が漏れるほどの時代になった。
Jリーガーが代表入りするハードルはさらに上がり、国内組は3人にとどまった。フィールドプレーヤーに限れば、最年長の39歳で精神的支柱としても期待される長友佑都選手(FC東京)のみとなった。
初選出は13人で、前回の19人より減ったが、過去にW杯を経験している選手と同数になった。
2大会連続で率いる森保一監督は「過去の実績を尊重しながらも、できるだけニュートラルに今の力を見て選んだ」と語った。
DFや中盤には経験のある選手が比較的多く名を連ねた。森保監督は昨年3月にW杯出場を決めた後、選手層に厚みを持たせようとしてきた。その中で頭角を現した佐野海舟選手(マインツ)や渡辺剛選手(フェイエノールト)が選ばれたのは、一定の成果が出た証しと言える。
前線には3月の英国遠征で初招集されたばかりの塩貝健人選手(ウォルフスブルク)、昨年11月に代表デビューした後藤啓介選手(シントトロイデン)ら20代前半の若手を選び、「伸びしろ重視」の姿勢が表れた。
森保監督は「大会期間中もさらに成長して、チームの力になってもらえると思った。今、そして未来に期待を込めて選んだ」と塩貝選手らの選出理由を語った。
前回大会から信頼を寄せる選手と、直近で存在感を示している選手を融合させ、過去最高だったベスト16を上回り、目標に掲げる優勝を目指していく。【高野裕士】
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