若隆景関、地元・福島駅前で優勝パレード 沿道からは大歓声
福島市出身で、大相撲夏場所(東京・両国国技館)で25場所ぶり2度目の優勝を果たした小結・若隆景関(31)=本名・大波渥(あつし)、荒汐部屋=の優勝パレードが6日、JR福島駅東口の駅前通りで開催された。
パレードは若隆景関の母校、吉井田小のマーチングバンド部が先導して午後2時に福島駅前を出発。若隆景関は2台目のオープンカーに長男の浬(かいり)さん(6)、次兄の幕内・若元春関(32)と同乗した。1台目には夏場所で引退して若者頭に就任した長兄で元幕下の若隆元さん(34)が乗って「大波3兄弟」がそろい、沿道に集まった約1万5000人(主催者発表)が大歓声を送った。
福島市がスポーツ選手の優勝パレードを主催するのは初めて。終点のまちなか広場でセレモニーがあり、馬場雄基市長は、若隆景関が右膝の大けがによる幕下転落から再起して優勝したことを「多くの方に勇気と希望を与えてくれた。さらなる飛躍を期待して応援します」とたたえた。
会場に駆け付けた郡山市立明健小5年の鈴木琴羽さん(10)と同金透小2年の遠藤叶緯(かい)さん(7)は「いつも応援してグッズもいっぱい持ってます。声を掛けたら手を振ってくれてうれしかった」。仙台市の鈴木秀孝さん(44)は母陽子さん(2024年2月に79歳で死去)が大ファンだったといい「若隆景関の精神力と低く下から攻めるという信念を貫く姿に『自分も頑張ろう』と思います」。
若隆景関は新関脇だった22年春場所で、県出身力士では50年ぶりとなる初優勝を飾った。地元の福島市では福島駅西口でパブリックビューイングを開催するなど盛り上がったが、新型コロナウイルス禍のため優勝パレードは開催できなかった経緯があった。
若隆景関は報道陣の取材に「地元でのパレードは想像以上の盛り上がりで最高だった。この応援を力にして来場所以降も頑張っていきたい。息子も『お相撲さんになる』と言っているので、同じ景色を見てほしい」と語った。【錦織祐一】
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