49番目に登場の学校は勝てず? 甲子園のジンクスに挑む花咲徳栄

2026/08/12 11:00 

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 初戦の最後に登場する学校は勝てない――。全国高校野球選手権大会は近年、そんな傾向が続いている。

 今大会の「大トリ」は、12日第2試合に登場予定の花咲徳栄(埼玉)だ。「このチームは記憶に残ることをいっぱいやってくれる」。岩井隆監督は不吉なデータを前にしても、どっしり構えている。

 ◇「また不測の事態が…」

 近年の夏の甲子園は、第100回記念大会で56校が出場した2018年や、新型コロナウイルスの影響で中止となった20年を除き、出場校は49校となっている。

 49番目に登場したチームが最後に勝ったのは、17年の青森山田までさかのぼる。この時は彦根東(滋賀)を6―2で破った。

 前回大会の大トリだった神村学園(鹿児島)は、創成館(長崎)に0―1で惜敗した。小田大介監督は「相手は甲子園で一度試合をしている。試合感覚や経験値があります」と難しさを語っていた。

 一方、花咲徳栄の岩井監督は「難しいとは思っていない。(初戦に向けて)長く練習できると考えた方が良いだろう」と話す。対戦相手をはじめ、各チームの戦い方や大会の傾向を分析する時間も確保できるとみる。

 もっとも、組み合わせが決定した時点で、岩井監督の覚悟も決まったという。

 昨秋の関東大会1回戦で、法政二(神奈川)に0―9から逆転して10―9で勝利した。だが、8強入りした今春のセンバツ準々決勝は、智弁学園(奈良)に最大8点差をひっくり返されて8―12で敗れた。センバツ最多点差の逆転劇だった。

 「また『不測の事態』が起きるのではと思っていたら、(本田新志主将が)最後のくじを引いちゃうっていうね……。プラスに考えるしかない。受け止めます」

 花咲徳栄は22年大会を制した仙台育英(宮城)と顔を合わせる。開幕試合を制して勢いに乗る相手を迎え撃つべく、準備を整えている。【深野麟之介】

毎日新聞

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