日航機事故から41年、前夜に「御巣鷹の尾根」ふもとで灯籠流し

2026/08/12 08:29 

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 日本航空(JAL)のジャンボ機が群馬県上野村の山中に墜落し、乗客乗員520人が犠牲になった事故から12日で41年を迎えた。遺族の高齢化が進み、記憶の継承が課題となる中、地元の村長や小学生、他の事件や事故で大切な人を亡くした遺族も村に集い、ともに空の安全を祈願した。

 遺族らは11日夜、墜落現場となった「御巣鷹(おすたか)の尾根」のふもとを流れる神流(かんな)川で、恒例の灯籠(とうろう)流しを行った。約200個の灯籠に「いつまでも忘れない」「二度とこのような事故が起こりませんように」などとメッセージを書き込み、川に流した。

 父の吉備雅男さん(当時45歳)を亡くした西川万里子さん(58)は、長女優月(ゆつき)さん(26)と訪れ「41年はあっという間だった。子どもたちが成長し『今まで見守ってくれてありがとう、これからも頑張っていきます』と伝えた」と話した。

 2016年に相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」の利用者ら45人が殺傷された事件で、娘の美帆さん(当時19歳)を失った女性(63)も参加。灯籠に「元気ですか?会いたいです」とつづった。日航機事故の遺族と知り合い、18年に初めて慰霊登山をしたといい「ここは亡くなった人に近づける特別な場所。同じ気持ちの人がたくさんいて、話さなくても分かってもらえる」と語った。

 12日夜には尾根のふもとにある「慰霊の園」で、追悼慰霊式が営まれる。【福田智沙、新宮巳美】

毎日新聞

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