身近になる大リーグ 高卒後すぐ海を渡る球児たち、前例は?

2026/10/15 10:03 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 神奈川・横浜高の最速157キロ右腕・織田翔希投手が米大リーグ挑戦を決断した。

 ドラフト1位候補の高校生が日本のプロ野球を経ず、直接大リーグ入りとなれば初となる。

 高校生にとって大リーグは以前より身近な存在となっている。投打「二刀流」で活躍する大谷翔平選手(ドジャース)をはじめ、複数の日本選手の活躍が日々メディアで報じられている。

 近年、高校卒業後にそのまま海を渡るケースも増えている。

 2025年1月には東京・桐朋高の森井翔太郎選手がアスレチックスとマイナー契約を交わした。高校時代は投手として最速153キロ、打者では高校通算45本塁打をマーク。24年秋のプロ野球ドラフト会議で、各球団に指名しないよう要望し米球界入りを果たした。

 今年7月の大リーグのドラフト会議では米スタンフォード大の佐々木麟太郎選手がマーリンズから8巡目で指名を受けた。岩手・花巻東高では、高校通算140本塁打を放って強打者として注目された。高校卒業の際には日本のプロ志望届を出さず、米国の大学に進学。昨秋のプロ野球ドラフト会議で1位指名を受けたソフトバンクを断り、入団を決意した。

 織田投手は2年時の選抜大会で全5試合に登板し優勝に貢献した。3年夏に甲子園大会で最速となる156キロを出した。186センチの長身から投げ下ろす直球は伸びしろを感じさせ、日米の多くの球団スカウトがスピードガンを片手に視察に訪れていた。

 織田投手はプロ志望届を出しており、22日のプロ野球ドラフト会議で指名される可能性もある。

 過去には大谷選手が、花巻東高時代に一度は米大リーグ挑戦を表明したものの、ドラフト指名を受けて日本ハムに入団した例もある。織田投手を巡る日米争奪戦は最後まで目が離せない展開となりそうだ。【村上正】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>