試合動かす一振り DeNA牧、CS3本目アーチ「明日も貢献を」

2026/10/15 21:14 

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 ◇○DeNA1―0阪神●(15日・甲子園)

 黄色く染まった甲子園球場が静まり返る中、左翼席上段の一角に陣取った青色のDeNAファンから大きな歓声が上がった。緊迫した雰囲気を打ち破るようにDeNAの牧秀悟が決勝本塁打を放った。

 両チーム無得点の八回2死。カウント1―1から甘く入った3球目を捉えると、打球は放物線を描き、左翼席に飛び込んだ。「今までにない甘い球がきた。仕留めることができて良かった」と阪神の最多勝左腕・高橋遥人の数少ない失投を逃さず、今クライマックスシリーズ(CS)3本目のアーチを架けた。

 DeNAは五回1死満塁から、好投していた先発の尾形崇斗の打順で代打・筒香嘉智を送った。短期決戦ならではの思い切った策を打ったものの、生かせなかった。

 一方で阪神も追い詰められていた。14日の試合で途中交代した「3冠王」の佐藤輝明がベンチを外れた。さらに3番の森下翔太も六回の打席を終えた後に退いた。レギュラーシーズンで2人合わせて74本塁打、190打点の主軸を欠き、打線の援護が乏しいまま、孤軍奮闘の高橋が力尽きた。

 互いに力を振り絞った激戦は、わずかの差でDeNAが上回った。「少しの油断でどっちに転がるか分からない。また明日チームに貢献できるように頑張りたい」と牧。勝ってかぶとの緒を締めて、第3戦に挑む。【村社拓信】

毎日新聞

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