<金利ある世界>利上げ「過度に慎重になることはない」 日銀・小枝審議委員

2026/10/15 18:53 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日銀の小枝淳子審議委員は15日、熊本市内で講演し、政策金利の引き上げについて「過度に慎重になることはない」と述べた。「物価上昇リスクが相応にある」とし、追加利上げを進める考えを改めて示した。

 日銀は9月の金融政策決定会合で、政策金利を1・25%程度に引き上げ、約31年半ぶりの高水準になっている。

 日銀は景気を熱しも冷ましもしない「中立金利」を1・1~2・5%と推計しており、金融市場では日銀がどこまで利上げを進めるかに関心が集まっている。

 講演後の記者会見で小枝氏は、中立金利について「1%より相応に上」と分析し、現在の1・25%は「下限ぐらい」として、利上げの余地が十分にあるとの見方を示した。

 日銀は一時的な要因を除いた基調的な物価上昇率を2%で安定的に維持することを目標としている。小枝氏は「この1年ほど総じてみれば2%ぐらい」との認識を示した。【藤渕志保】

毎日新聞

経済

経済一覧>

写真ニュース