日経平均、終値3万4735円 下げ幅は今年最大 米相互関税受け

2025/04/03 18:15 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 3日の東京株式市場の日経平均株価は一時1600円超下落し、3万5000円台を割り込んだ。トランプ米政権が2日(日本時間3日未明)に発表した関税強化策で世界経済の先行き不透明感が強まり、売りが大きく膨らんだ。終値は前日比989円94銭安の3万4735円93銭。また、3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均も急落した。前日終値からの下落幅は一時1200ドルを超えた。

 世界経済の停滞懸念で取引開始直後から売り注文が先行し、ほぼ全面安の展開となった。関税強化策では日本の関税率は想定よりも高い24%となり、午前中には急落。下げ幅は取引時間中として今年最大となった。しかしその後は、政府による交渉への期待感から下げ幅は1000円前後で推移した。

 野村証券の沢田麻希ストラテジストは「交渉の余地への期待感から株価は下げ渋った。米国の関税政策の不透明感もある。各国の景気や業績への試算が出ていないので、織り込まれるまでには時間がかかる」と説明する。

 外国為替市場の円相場は、円高・ドル安が進行。ロンドン市場で一時1ドル=145円台後半を付けた。関税強化により米国の景気減速懸念が強まったことで、日米の金利差が縮小するとの見方から、ドルを売って円を買う動きが広がった。【福富智、秋丸生帆】

毎日新聞

経済

経済一覧>