「黒ひげ危機一発」 人形が飛び出したら勝ちに〝原点回帰〟
タカラトミーは16日、たるに剣を刺すと黒ひげの人形が飛び出す玩具「黒ひげ危機一発」が今年で発売から50周年を迎えるのを記念し、7月5日に7代目の商品を発売すると発表した。併せて「飛び出したら負け」のルールを発売当初に戻し、「飛び出したら勝ち」へと変更するという。
「黒ひげ危機一発」は、1975年7月1日に発売された。たるの中に「黒ひげくん人形」をセットし、1人ずつ順番に剣を穴に刺していくシンプルなルールと、いつ人形が飛び出すか分からない緊迫感、年齢や言語を問わず楽しめる気軽さなどから人気のロングセラー商品だ。90年には海外進出し、「Pop up Pirate(ポップ アップ パイレーツ)」などの名称で発売。現在は米国英国など47カ国・地域でパーティーゲームとして親しまれ、累計出荷数は2000万個を超えている。
現在は「飛び出したら負け」というルールが広く知られているが、実はこれまで何度かルールが改定されてきた歴史がある。発売当初は、「縄で縛られ、たるの中にとらわれた黒ひげの海賊の親分を、剣で縄を切って救出する」という設定から「飛び出したら勝ち」がルールとなっていた。
しかし、発売翌年の76年、テレビ番組「クイズ・ドレミファドン!」に登場した際、飛び出させた人の得点がゼロになるなど「負け」の意味合いで使われ、利用者からも「びっくりしている様子が『負け』を想起させる」との意見が寄せられた。
これを受け、79年に「飛び出したら勝ちまたは負け(遊ぶ前にどちらにするか決めてから遊んでください)」とルールが変わり、95年に4代目の「元祖 黒ひげ危機一発」が発売された際に「飛び出したら負け」へと変更された。
今回の7代目は、ルールを「飛び出したら勝ち」に原点回帰。「負け」ではなく「勝ち」という普遍的な楽しさを提案するという。さらに、人形のデザインは海外版と日本版を融合させ、手の形をはっきりさせたり、ズボンの色をこげ茶から赤茶にしたりとリニューアルした。
タカラトミーの担当者は「『黒ひげ危機一発』を3世代で遊んでいる家庭も多いと思う。スキルや経験、言語もいらないおもちゃなので、この先50年も多くの方に楽しんでほしい」と話している。【鴨田玲奈】
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