イオンやドンキ、ファミマも 備蓄米、申し込み続々 6月にも販売へ
政府備蓄米の随意契約を巡り、流通大手やコンビニ、ドラッグストアなど小売り各社が、農林水産省に購入の申し込みをしたと発表した。同省の発表には入っていない企業もあり、企業からの申し込みが相次いでいることがわかる。
生活用品大手アイリスオーヤマの大山晃弘社長は27日、グループ会社が購入を申し込んでいた政府備蓄米の売り渡しについて、同日付で随意契約を締結したと発表した。1万トンを契約。29日にも引き渡しを受け、その後精米して大半をネット通販で販売する。グループ会社のホームセンターでも備蓄米のシールを貼った5キロ税抜き2000円の商品を販売する考えも示した。販売開始はいずれも6月2日を見込む。
流通大手のイオンは、約2万トンを申し込んだと発表。6月初旬から全国で順次販売する予定で、価格は、26日に農水省が発表した「5キロ税抜き2000円程度」の水準を目安に決めていくという。
ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、1万5000トンを申請。早ければ週明けにも、東京都内の一部店舗で5キロ税抜き2000円程度で発売し、順次販売店舗を広げていく。精米や袋詰めは取引先に依頼する。
ドラッグストア大手「サンドラッグ」は、1万2866トンを申し込んだ。備蓄米が入り次第、販売を始める。5キロ税抜き2000円程度で、全国のサンドラッグのほか、傘下のディスカウントストア「ダイレックス」などでも販売を予定している。
コンビニ大手のファミリーマートも約3000トンを申し込んだ。6月上旬以降、1キロ税抜き400円で販売する予定。
牛丼チェーン「すき家」などを運営するゼンショーホールディングスも随意契約に申し込んだ。1200トンを仕入れる。ゼンショーが展開するスーパー「マルヤ」や「マルエイ」、「ジョイフーズ」などで販売される。5キロ税抜き2000円程度を基準とし、6月中の販売を目指す。回転ずしの「はま寿司」や「すき家」「なか卯」などの外食事業では、備蓄米は使用しない。【鴨田玲奈】
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