政府備蓄米の随意契約61社に 計21万トンの購入申し込み確定

2025/05/29 16:02 

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 農林水産省は29日、随意契約による政府備蓄米の売り渡しについて、61社からの21万9691トンの購入申し込みが確定したと発表した。大手小売業者向けで、最も多い数量を申請したのは、流通大手イオンの関連会社・イオン商品調達とコスモス薬品の各2万トン。最少は宮城商事の10トンだった。

 申込数量の内訳は、2022年産が19万9868トン、21年産が1万9823トン。より古いコメの21年産は全体の1割未満にとどまった。古さに懸念があり、申し込みが少なかったとみられる。

 今回の随意契約による売り渡しは先着順で26日に購入申し込みの受け付けを開始。購入申し込みが殺到し、22年産20万トンの上限に達する見込みになったため、27日夜に一時休止した。【中津川甫】

毎日新聞

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