大手3銀行、ATM共同化へ検討開始 三菱UFJ・三井住友・みずほ

2025/06/04 19:40 

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 三菱UFJ銀行と三井住友銀行が実施している店舗外の現金自動受払機(ATM)の共同運営について、みずほ銀行が参加する検討に入ったことが4日、明らかになった。実現すれば全国展開する3メガバンクのATMで、平日の日中に手数料なしで現金を引き出せるようになる見込み。

 担当者間で具体的な検討に入った。開始時期などの詳細はこれから詰める。

 共同運営に伴い無料で引き出せるATMが増え、利用者の利便性が高まる。銀行側にとっても、現金輸送などで維持管理費がかかるATMを合理化できるメリットがある。

 三菱UFJ銀と三井住友銀は2019年にATMの共同運営を始めたが、みずほ銀は当時、参加を見送っていた。

 ATMを巡っては、インターネット銀行の利用者の増加やキャッシュレス決済の浸透で利用者数が減少傾向にあり、各行ともどう維持していくかが課題になっている。【秋丸生帆、福富智、山口智】

毎日新聞

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