JERA、発電所内にデータセンター新設を検討 AIで電力需要が増加

2025/06/05 21:59 

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 国内発電大手JERAとさくらインターネットは5日に基本合意書を締結し、JERAが持つ発電所敷地内にデータセンターを新設するための検討に入った。生成AI(人工知能)などで電力需要の増加が見込まれる中、政府は電力と通信インフラを一体的に整備する「ワット・ビット連携」を推進しており、両社の動きもこうした流れに合致するものだ。

 JERAが東京湾内に持つ10カ所の液化天然ガス(LNG)火力発電所のいずれかに併設する形でデータセンターを整備できるかを検討する。データセンターの仕様など具体的な内容は今後詰める。データセンターが運転中に発生する熱の冷却手法や将来的な脱炭素化電源の供給も合わせて検討する。【中島昭浩】

毎日新聞

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