猛暑が影響? 水筒の売り上げ、昨年比1.6倍 大容量タイプに需要
水筒の販売が好調だ。生活雑貨店「ロフト」(東京都渋谷区)によると、6月の売り上げが大幅に増加した。近年の猛暑で大容量の商品が注目され、複数の水筒を持つ人が増えたことも人気の背景にあるようだ。
ロフト全店の水筒の売り上げは、前年同期比で5月は1・4倍、6月は22日までの集計で1・6倍に伸びた。広報担当者によると「ここ数年の猛暑の影響で、水分補給の重要さを意識している人が多い。大容量の水筒へのニーズが高まり、メーカーからも(新たな)商品が出ている」と話す。
タイガー魔法瓶(大阪府門真市)の保冷ボトル「真空断熱ボトルMTA」(メーカー販売価格・税込み4950円~)は、1・0~1・5リットルの大容量の商品を展開。内部に独自の加工を施し、通常の水筒だと塩分で内部がさびてしまう恐れがあるスポーツドリンクにも対応している。
タイガー魔法瓶が3月に20~60代の男女627人に実施した調査によると、66・9%が「使用している水筒の容量が足りない」と感じていることが分かった。専門家によると熱中症対策として、6月以降は1・5~2リットル程度の水分補給が必要という。一気飲みの水分補給は、逆に脱水症を引きおこす危険があり、「1時間ごとのこまめな補給がよい」という。
ロフト限定の常温ボトル「バランスアップウォーターボトル」(1リットル、1430円)は、側面に時間と容量を示す目盛りが付いている。水分摂取のタイミングと量の目安が一目で分かり、飲み忘れ防止に役立ちそうだ。このほか、底が取り外せて内側も洗いやすいタイプや、蓋(ふた)と一体化したフリップトップ式が人気という。
最近の大型水筒は、細めでシンプルなデザインが増え、大人も携帯しやすい。オフィスやテレワーク時など「場面ごとに何本かを使い分ける人が多く、買い足しのニーズも高まっている」(ロフト)という。【嶋田夕子】
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