41階建て複合ビル「ザ・ランドマーク名古屋栄」完成 高さ211m

2026/04/09 14:29 

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 名古屋市の繁華街、栄地区で最も高い211メートルの複合ビル「ザ・ランドマーク名古屋栄」が完成し9日、報道陣に公開された。ビル内では、商業施設やシネコンの開業も6月に控える。名古屋駅周辺の再開発が予定通り進まない中、栄地区への集客増が注目される。

 三菱地所、J・フロント都市開発など5社が栄地区の都市機能強化を目指して開発を進めてきた。2022年7月に着工し、約4年の当初の予定通りに完成した。三菱地所の茅野静仁・中部支店長は「資材高騰や人材不足の中でチーム一丸で進め結実した。地元や日本全国、世界中からお越しいただけたらありがたい」と語った。

 ビルは市営地下鉄栄駅と直結し、地上41階、地下4階建て。12~30階のオフィスフロアは地元企業を中心に成約率は約98%に達している。順次入居を開始し、計2500人ほどが働く見込みという。2~5歳児が対象のインターナショナルプリスクールが設けられ、子どもの一時預かりにも対応する。

 地下2階~地上4階は、大丸松坂屋百貨店とパルコが手掛けるラグジュアリーモール「HAERA(ハエラ)」、5~9階には栄地区初のシネコン「TOHOシネマズ名古屋栄」が入り、いずれも6月11日に開業する。

 31~40階では、7月31日に米ヒルトンの高級ホテル「コンラッド名古屋」(170室)が開業予定だ。10~11階には国際水準に対応した宴会場がある。

 リニア中央新幹線の開業を見据え、名古屋駅周辺では「JRゲートタワー」など高層ビルが複数、誕生した。ただ昨年12月、名古屋鉄道は再開発計画の見直しを発表。2月末に閉店した名鉄百貨店本店の解体時期も未定となった。

 栄地区では、24年に「中日ビル」(158メートル)が建て替えられるなど再開発が順調に進んでいる。名古屋駅前の「大名古屋ビルヂング」も所有する三菱地所の茅野支店長は「名駅と栄のどちらも元気であることが重要。つながりを意識して街づくりを進めたい」と強調した。【酒井志帆】

毎日新聞

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