ナフサ含む揮発油は79%減 世界全体からの原油輸入量が大幅減

2026/05/21 18:27 

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 財務省は21日、4月の貿易統計(速報)を発表した。世界全体からの原油輸入量は448万キロリットルで、前年同月と比べ63・7%減少した。記録が残る1979年1月以降で最大の減少幅。イラン情勢の悪化でホルムズ海峡が事実上封鎖された影響が大きく表れた。

 価格も高騰し、円建ての輸入単価は1キロリットルあたり10万1389円。3月の6万7695円から5割近く上昇し、初めて10万円を超えた。

 日本が原油調達の9割超を依存してきた中東地域からの輸入が大きく落ち込んだ。数量は384万キロリットルで前年同月に比べて67・2%減少。供給混乱が続くナフサなどを含む「揮発油」は79・4%減となった。

 政府や石油業界は、北米や中央アジアなどからの代替調達を急いでいる。4月の米国からの輸入量は45万キロリットルで38・8%増加し、ナフサを含む「揮発油」は前年の206倍に増えた。

 輸出額から輸入額を差し引いた4月の貿易収支は、半導体などの輸出が伸び、3019億円の黒字だった。黒字は3カ月連続。【妹尾直道、成澤隼人】

毎日新聞

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